2025/10/02 12:25
なぜ乾燥が大事なのか

どれほど良質なナラ材でも、水分が残っていては良質な炎は生まれません。実は、薪ストーブの燃焼効率や煙の量は、「含水率(がんすいりつ)」、つまり薪に含まれる水分の割合で決まります。
薪作りにおいて、私たちなごみ興業が最も力を注ぐのがこの「乾燥」の工程です。
理想は 20%以下。水分が残っているとどうなる?

伐採したばかりの生木には、約40%〜60%もの水分が含まれています。このまま燃やすと、以下のような問題が発生します。
火力が弱い・燃えにくい: 炎が薪の水分を蒸発させるために大量の熱を奪われるため、暖房に回る熱が少なくなります。
大量の煙とスス: 水分が蒸発する際に不完全燃焼が起こり、煙やススが多く出ます。これは煙突の詰まりの原因となり、メンテナンスの手間が増えます。
ガラスが汚れる: ススやタールが薪ストーブのガラスに付着しやすくなり、炎の美しさを損ないます。
なごみ興業の「徹底乾燥」プロセス

私たちなごみ興業は、薪ストーブで安定して燃やすことができる含水率20%以下を目指し、以下の取り組みを徹底しています。
長期の自然乾燥: 太陽の光と風の力を最大限に利用するため、薪を細かく割り、広々とした敷地で数カ月〜1年以上かけてじっくりと乾燥させます。
風通しの工夫: 薪棚の積み方に工夫を凝らし、常に空気が通り抜け、湿気がこもらないように管理しています。
洋野町の気候: 岩手県特有の乾燥した寒風は、薪の水分を理想的なレベルまで下げるのに最適な環境です。
私たちが出荷する薪は、この手間暇かけた乾燥工程を経て初めて「商品」となります。乾燥が徹底された薪は、火力が強く、煙が少なく、ストーブにも優しい。ぜひ、その違いを実感してください。
